2017年5月のクイズ
外山滋比古氏の『乱読のセレンディピティ』。読書に関する作品で、外山流の読書論が自由奔放に展開される快作です。読書はじっくり舐めるように読んだり、同じ本を何度読んでも理解できるとは限らない、と著者はいい切ります。ある程度の速度で読んでこそ理解出来るし、乱読してこそセレンディピティも得られると。読書の技術がぎっしりの本です。
では問題です。「8章『修辞的残像』まで」に、学生時代、外山氏はある物理学者の全集を乱読した事により、思いがけない発見があったと書いています。学者の名前をお答えください。
答え 「 寺田寅彦 」 応募総数 1,788名/正解者数 1,486名